坂茂さんにマザー・テレサ賞 建築家、日本人として初!
坂茂さんにマザー・テレサ賞 建築家、日本人として初
人類に対し類いまれな貢献をした個人や組織に贈られる「マザー・テレサ社会正義賞」に、建築家の坂茂さん(60)が選ばれたことが12日、分かった。同賞を主催する「ハーモニー財団」(インド・ムンバイ)から坂さんに連絡が入った。建築家としても、日本人としても初めての受賞。12月10日にムンバイで賞が贈られる。
同賞は2005年創設。坂さんは、パリ西部の音楽複合施設「ラ・セーヌ・ミュジカル」や大分県立美術館、JR石巻線の女川駅舎などを設計。阪神大震災以降、避難所でプライバシーを保護するための間仕切りを設置したり、仮設住宅を手掛けたり、国内外各地で災害支援を続けてきた。
坂さんは「建築家として初めて受賞したことを光栄に思う。建築でも人道支援を行えるのだと、約20年の活動が認められたのではないか。こうした活動には若い建築家たちも興味を抱き始めているので、動きは全世界に広がっていくだろう」と話している。
▽サンケイニュース
http://www.sankei.com/life/news/171113/lif1711130006-n1.html
素晴らしいですね!!さらに、
少し調べて見ると辻仁成さんにインタビューを受けておりました。
支援に無償で取り組み、沢山の功績を残してきました。
被災地支援として、被災した人々が住み良い仮設住宅を作り、
被災者支援をしてきました。
権利や利権がからみ、時には仮設住宅を建てる事、言わば人助
けなのに「NO」と言われた事もあります。
それでも坂さんはひるむこともなく、どんどん自分で動きます。
普通の人では諦めてしまいそうな壁が沢山あっても、世界各国
被災者、難民、住宅を無くして困っている人々がいれば飛行機
に飛び乗り助けに行きます。
万人に出来る事ではありません。。
辛い目に合いながらも彼の、仮設住宅に助けられた人々の数は
数えきれません。
また、雨風にさらされる事も無く、凍える事もなく、プライ
バーをも配慮し間仕切を施された仮設住宅で安堵した方々の気
持ちも計り知れません。
ご自身で仰っているいるように「建築を使って何か社会の為に
出来る事はないか。」という所から坂さんの全てが出来上がっ
ているのかもしれません。
坂さんには別名があるようです。
「まず行動する建築家」
建築に携わる全ての人々、これから建築の世界に進もうとして
いる全ての人々の心に響く事と思います。
まずは、人々の為に。そんな坂さんの結果としての
マザー・テレサ賞
なのだと思います。
辻仁成さんのインタビューの記事は下記より
▽ザ・インタビュー 坂 茂「まず行動する建築家」前編
http://www.designstoriesinc.com/special/h_tsuji-interview_shigeru_ban1/