コンテナ船、19年に供給伸び率縮小

コンテナ船、19年に供給伸び率縮小 日本郵船見通し

 

 日本郵船の調査グループは5日、2019年の世界のコンテナ船の船腹量伸び率が縮小するとした需給見通しを発表した。18年は前年比で4.9%増、19年は同1.2%増を見込む。16年の海上運賃の下落で採算が悪化した海運各社が、新造船発注を控えたことが影響する。

 17年8月末のコンテナ船の総隻数は5119隻と前年同月末と比べて1%減った。海運各社は運航コスト削減を狙って船の大型化を進めており、船腹量は17年の1年間で前の年から4%伸びる見通しだ。

 世界の荷動き量は17年に4.9%増えると予想する。個人消費が堅調な欧米向けに中国や東南アジアから家具や雑貨、家電などを運ぶ需要が伸びている。

 アジア発米国向けの輸送量は4年連続で過去最高を更新するのが確実とみられている。同調査グループは「需要が(急減せず)ノーマルな状況なら船腹需給はバランスしていくのではないか」としている。

 ▽日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2428644005122017QM8000/

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