小さな4畳のプレハブ小屋から

 

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卒業シーズンが過ぎ、入学シーズンになりましたが、

小学生から中学生に大きな成長を迎えられたお子さんをお持ちの

お父さん、お母さん!

大切な6年間の思い出のいっぱい詰まったランドセル。

捨てないで!

 

ランドセルリメイク工房さんなら

役目を終えたランドセルからキーホルダーや財布などの

一生ものの一品ものにリメイクしてして貰うことが出来ます!

 

こちらのランドセルリメイク工房さんは神奈川県藤沢市の自宅の庭に

4畳のプレハブ小屋

を利用して営んでおられます!現在、納期の方が少々掛かってしまっては居るようですが、一生に一度の小学校6年間の思い出のためなら全然まっても構わないですよね。

そんなステキな工房にプレハブが利用されるのは非常にうれしいです!


 

 

【イマドキの仕事人】小学校の思い出、家族で一生共有できる形

 

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「ランドセルリメイク工房」の西川マサコさん
Photo By スポニチ
 小学1年生の真新しいランドセルがピカピカ輝いて見える新学期。ランドセルは6年間、一緒に登校する身近な存在だ。だが、卒業後は活躍の場がなくなってしまう。小学校生活の象徴といえる思い出の品を、普段から使える革製品に作り替える職人がいる。「ランドセルリメイク工房」を営む西川マサコ(35)を取材した。

 神奈川県藤沢市の自宅の庭に、西川の工房である4畳のプレハブ小屋がある。テーブルにはペンチやはさみ、きりなど、作業道具がズラリ。西川は革の素材を叩いて柔らかくしたり、金具を当てて穴を開けたり、手作業で加工を施していく。

 使っているのはランドセルのふた。「他の部分はしわや傷が残っていることが多い」ためという。解体後に金型を当ててプレス機で切り取り、財布やスマートフォンケースなどを作り上げていく。

 西川の他にはパートタイムで働く女性スタッフが6人在籍。この日は3人で作業を行い、「これでいいかな?」などと確認し合いながら手を動かした。思い出の品を預かっているからこそ「失敗ができない。何年たってもプレッシャーは感じています」。

 一つのランドセルから作ることができるのは、財布などの大きめの物と、キーホルダーなどの小物を組み合わせて最大5点。「子供にこれからも使い続けられる財布、お母さんとお父さんにはキーホルダーというように、家族で共有できるようにするのはこだわりの一つです」と話した。

 1日で作業できるのは平均でランドセル4個分。ほぼ毎日、午前10時から午後5時まで作業をしている。西川にも小学生の子供が3人おり「母親の気持ちがよく分かるので、“落書きを残してほしい”などのオーダーにもなるべく応じるようにしています」と笑った。

 学生時代はバンドを組んでいて「手芸や細かい作業には縁がなかった」という。「カバンやポーチを買うお金がないから“作ってみよう”と思って」約10年前に初めてレザークラフトに挑戦した。完成品をSNSにアップすると、友人から「自分にも作って」という注文が来るようになり、2013年に工房を運営する会社「SNAKER―革製品専門店―」を立ち上げた。

 ランドセルとの出合いはリサイクルショップ。「200円で売られているのを見つけて、“これも革製品だよな”と思って買ってみたのが最初です」。加工できることが分かり、インターネットで調べたところ「それをウリにしているところがなかったので始めてみた」と振り返った。

 始めて1週間ほどで数件の注文が届き、三越伊勢丹から提携の申し出もあった。「最初は反響が大きすぎて驚きました。それだけ需要があると実感しました」とほほ笑んだ。

 出来上がった商品を受け取った子供や母親から、手紙が届くことがある。「“今も使っています”とか“おばあちゃんが凄く喜んでくれました”とか、そういう反応が原動力になっています」とうれしそうに話した。

 リメークを求める声が多いことについては「“捨てるのはもったいないけれど、使い道がない”という声はよく聞きます。普段から使って、ふとした時に“これ小学校の時のランドセルなんだよ”って話せるくらいが思い出としてちょうどいい」と話した。

 断捨離やミニマリストといった言葉もあるように、現代の生活では使わなくなったものは処分されがち。そんな中で思い出の品を取っておくには、きれいにして保管するよりも、使える物に作り替えて大切にする方が合っているのかもしれない。思い出の形にも時代の変化があるのだと知った。 =敬称略=

 ≪注文殺到…2年待ち≫ランドセルリメークの料金は、送料込みで2万5000円。現在は800件以上の注文を抱え、約2年待ちの状態。そのため、ホームページには子供が小学校高学年の時期に注文してほしいという旨が書かれている。「早く届けたいという思いもありますが、大事なランドセルを預けてもらっているので、確実に作る方を優先している」と話した

 

 

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