2017年度末に検討組織設置・気仙沼市新庁舎整備手法など議論

2017年度末に検討組織設置/気仙沼市の新庁舎整備手法など議論

 宮城県気仙沼市は、2017年度末に新庁舎整備に関する検討組織を設置し、本庁舎などの建て替えに向けて議論を本格化させる方針だ。現在、庁内で設置時期、選定するメンバーのほか、調査・運営支援など業務委託の必要性について検討している。同組織では新庁舎の建設候補地や整備手法などについて議論していく見通しだ。整備スケジュールは流動的だが、財源に合併特例債の活用を見込んでいることから、起債期限となる25年度までの完成を目指す。 同市は、1953年に気仙沼町と鹿折町、松岩村の2町1村が合併して誕生した。その後、3度の合併を経て、県北東部に位置する現在の気仙沼市となっている。 既存施設は本庁舎と第2、第3、ワン・テンの4庁舎、唐桑と本吉の両総合支所で構成。このうち、本庁舎は築後57年が経過し、耐震性能が不足している状況にある。 さらに、最も古い第2庁舎は完成から100年以上が経過した旧県鼎が浦高校の校舎、第3はプレハブ仮設施設をそれぞれ利用している。このため、旧商業施設「ワン・テンビル」を庁舎として使用しているワン・テン庁舎および耐震改修済みの両総合支所を除き、市街地中心部の本・第2・第3の3庁舎はいずれも老朽または狭あい化が著しい状況にある。 これらの課題に対応するため、災害時も安全な新庁舎を整備し、行政サービスの向上を図る。 新庁舎の整備に当たっては、05年度に唐桑町との合併時に策定した10カ年の新市建設計画の施策に「整備の検討に着手する」と盛り込んでいたものの、東日本大震災の対応に追われ未着手だった。このため、16年3月に計画期間を25年度まで10年延長し、庁舎関連の施策を「新庁舎の整備」に変更。具体的に庁舎のあり方や建設地、必要な機能などについて詰めていく組織を設置し、検討を開始する。 新庁舎の規模は未定だが、既存施設は

本庁舎がRC造地下1階地上3階建て延べ3640㎡、

第2は木造2階建て延べ1035㎡、

第3はプレハブ平屋建て168㎡などとなっている。

 https://www.kensetsunews.com/archives/125365

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