宮城気仙沼 被災の20店舗が入居

新商業施設が完成 被災の20店舗入居 宮城 気仙沼

11月11日 17時24分

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宮城県気仙沼市で、東日本大震災で被災したおよそ20の店が入居する新しい商業施設が完成し、11日、記念の式典が行われました。

完成したのは、震災が起きたあと、気仙沼市の港近くで営業を続けてきた仮設商店街「南町紫市場」の新しい商業施設です。

11日は、記念の式典が開かれ、気仙沼市の菅原茂市長が「震災からきょうまで本当にたくさんの苦労を重ねてこられたと思います。この地域が気仙沼の顔となるよう全力を尽くしたい」とあいさつしました。そして、出席者でテープカットを行って商店街の再出発を祝いました。

この地区は、震災前、多くの店が軒を連ねる繁華街でしたが津波でほとんどが流され、その後、商店主たちが集まって

プレハブの仮設商店街

でことし4月まで営業を続けてきました。

新たな商業施設は、災害公営住宅に併設され仮設商店街から移転した店を中心に、飲食店や菓子店、それに雑貨店など22の店が入ります。式典のあと、オープンを待ちわびた大勢の常連客などが詰めかけ、早速、1軒1軒店を回りながら買い物を楽しんでいました。

市内の40代の男性は「完成が待ち遠しかったです。観光客に大勢来てもらえるような場所になってほしい」と話していました。気仙沼市の港近くでは、来年春のオープンを目指してほかにも商業施設の建設が進められていて今後、にぎわいの中心となることが期待されています。震災前の町並みの絵を掲げた店も新しい商店街の中に震災で失われたまちの面影を忘れないようにと、かつての町並みを描いた絵を掲げて営業を始めた店があります。

お茶の販売店をオープンさせた佐々木貴志さん(52)です。佐々木さんの店は地元で80年続く老舗でしたが、震災の津波で全壊し営業できなくなりました。

それでも長年続いた店を失いたくないと、仮設商店街で店を再開し営業を続けてきました。新たな店には奇跡的に残ったかつての店の看板のほか、震災前の気仙沼の町並みが描かれた絵が掲げられています。

絵は、佐々木さんの父が震災前に趣味で描いたもので、かつてにぎわっていたまちの姿を忘れないよう店に掲げたということです。11日はなじみの客も訪れ再開を祝う言葉をかけられると、佐々木さんも笑顔で応じていました。

絵は店で販売する茶筒にもプリントされていて、佐々木さんは「かつての町並みは自分たちの原点です。お客さんたちにも昔を懐かしんでもらいながらお茶を買っていただきたい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171111/k10011220181000.html

 

もともと観光で賑わっていた町です、

観光客が早く戻ってくることが一番ほしい事でしょうね。

実際、気仙沼はみどころが非常に多いので、

なんとか観光客を呼び込む道が開ければいいのですが