猫庭-コンテナ

「もっと多くの命を救いたい」 2階建てになった山口の「猫庭」

 2階建てに“増築”された、てしま旅館の「猫庭」。コンテナを繋げた内部を、猫たちは自由に移動できる=5日、山口市 2階建てに“増築”された、てしま旅館の「猫庭」。コンテナを繋げた内部を、猫たちは自由に移動できる=5日、山口市キヤノン EOS-1D X MarkⅡ : EF17-40mm F4L USM

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てしま旅館の「猫庭」。完成から1年がたち、順調に猫の保護・譲渡が進んでいる。献身的に猫たちの世話をしている長女の手島歌七多さん(左)と次女の姫萌さん=山口市(6月16日撮影)

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 インターネットを通じて様々なプロジェクトのための寄付を募る「クラウドファンディング」で昨年、「猫庭」と名付けられた猫シェルターを完成させた山口県の「てしま旅館」が〝さらなる高み〟を目指している。
 6月に1周年を迎えた猫庭を取材した際に「もっとたくさんの猫を救いたい」と話していた同館の〝番頭〟手島英樹さんの言葉通り、2度目のクラウドファンディングも成功して10月上旬に2階建てとなった「猫庭」がオープンした。
2階建てに“増築”された、てしま旅館の「猫庭」。まもなくの完成を前に、手島英樹さんの表情も引き締まる=5日、山口市
2階建てに“増築”された、てしま旅館の「猫庭」。まもなくの完成を前に、手島英樹さんの表情も引き締まる=5日、山口市キヤノン EOS-1D X MarkⅡ : EF17-40mm F4L USM

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 前回同様、JR貨物のコンテナを利用した「猫庭」は、猫たちが1階と2階を自由に往来できるよう「抜け穴」で連結され、大きな窓も相まって立体的かつ開放感にあふれる空間になっている。
 〝平屋〟の時には20匹ほどが限度だった猫の頭数も40匹と大幅に増やせる予定で、宿泊客を喜ばせてくれそうだ。里親として猫の受け入れを希望する人との間を取り持つ意味でも、集客は大切な要素といえるだろう。
てしま旅館の「猫庭」でくつろぐ猫=5日、山口市

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 手島さんの3人の子供たちも猫の世話、旅館の手伝いなどに大活躍している。長女の歌七多(かなた)さんは高校1年生で、看護師を目指す努力家。気配り上手で猫たちの体調管理にも余念がない。最近では旅館の仕事を手伝う事も多く、頼りになるお姉さんだ。長男の一閤(いっこう)君(小6)は明るい性格で家族のムードメーカー。
 次女の姫萌(ひめも)さん(小4)は猫庭の「館長」としてテレビや雑誌など、各種メディアに登場して大活躍。学校から帰宅すると一目散に猫庭へ駆け込み、猫のトイレ掃除や体調チェックに余念がない。
てしま旅館の「猫庭」が2階建てに“増築”され、これまで以上の猫を保護する「命の受け皿」となりそうだ=5日、山口市

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 縦横無尽に駈け回る猫たちに、優しい視線を送る姫萌さんの様子に「てしま旅館の猫庭」の成功を強く実感した。
 この活動を始めてから、以前の旅館経営では味わえなかった気持ちを、スタッフ全員が感じているという手島さん。「猫に限った話ではなく、生き物を愛し丁寧に接する心は、必ずお客様へのおもてなしにも繋がると信じています」と話す。
 実際、猫を通じて客とのコミュニケーションが大幅に増え、温かい言葉を掛けられる事も増えているそうだ。これまでに100匹以上の猫を、新たな飼い主の元へ送り出してきた「てしま旅館の猫庭」。2階建てとなってスケールアップした〝命の受け皿〟を、心から応援したい。(写真報道局 尾崎修二)

 

 

 

 

▽サンケイPhoto

http://www.sankei.com/photo/photojournal/news/171120/jnl1711200001-n1.html

 

猫好きにはたまらない宿ですね♪

コンテナの利用方法も様々、内装もお洒落に仕上げて

猫ちゃんも幸せですねー

こちらの「てしまりょかん」さんクラウドファンディングを利用して

資金調達をしたようです、最近いろいろなところでクラウドファンディングの利用が

見受けられてきました。時代の流れに疎い建設業界ですが、

どんどん身近な物になってくるのかも知れませんね。