コンテナ1台に格納(水素製造装置、蓄電池などのシステム)

宮城県の災害時ラジオ局に「自立型水素エネルギー供給システム」導入へ

f:id:purehabu:20171104054439j:plainf:id:purehabu:20171104054536j:plain東芝エネルギーシステムズ(神奈川県川崎市)は10月30日、「Koboパーク宮城」(宮城球場宮城県仙台市)内に設置する自立型水素エネルギー供給システム「H2One™」を、宮城県から受注したと発表した。着工は2017年11月、運転開始は2018年3月からの予定。この供給システムは、再生可能エネルギーと水素を活用した、電力を安定的に供給できるCO2フリーな自立型水素エネルギー供給システム。太陽光発電、蓄電池、水素製造装置、水素吸蔵合金タンク(水素を低圧で大量に吸収・放出できる水素吸蔵合金を利用した水素タンク)、純水素燃料電池などで構成される。構成機器は、コンテナ1台に格納されている。これにより省スペース化を図ることができ、施工期間も1/3に短縮。どこにでも簡単に設置できるコンテナパッケージを実現したという。また、最適制御運転機能により、効率的に水素を「つくる」「ためる」「つかう」ことができるとしている。このシステムは、平常時には球場入口に設置予定の電子表示板などに電源を供給する。災害時には、地域ラジオ局「Rakuten. FM TOHOKU」(楽天野球団内/宮城県仙台市)が災害情報を発信するための電力供給などに使われる予定だ。災害時の自立発電を評価
なお、宮城県は、2015年に「みやぎ水素エネルギー利活用推進ビジョン」を策定し、災害対応能力の強化、環境負荷の低減、産業振興での効果が期待できる水素エネルギーの利活用推進に向けた取り組みを積極的に進めている。今回の受注について同社は、同システムが再生可能エネルギー由来のCO2フリー水素を活用し、災害時にも自立的に発電できる点が評価されたためとしている。新エネ大賞の「新エネルギー財団会長賞」を受賞
「H2One™」は、新エネルギー財団(東京都豊島区)が実施する新エネ大賞で、2016年度の「新エネルギー財団会長賞」を受賞している。このシステムは、災害時のBCP(事業継続計画)対策や、再生可能エネルギーの出力変動調整における水素利用の研究、ビルの省エネルギー化など、様々な用途で活用されており、東日本旅客鉄道JR東日本/東京都渋谷区)へ納品された実績や、東急建設(同)から受注した実績もある。同社は2017年5月、東芝の会社分割により設立された企業。エネルギー事業関連の製品・システム・サービスの開発や製造販売を行っており、今後も設置面積が限られる高層マンションやホテル、コンビニエンスストアなどのニーズに対応し、同システムを普及させていきたい考えだ。なお、「Koboパーク宮城」は、東北楽天ゴールデンイーグルス宮城県仙台市)のホームスタジアム。

https://www.kankyo-business.jp/news/015994.php

 巨大な水素燃料電池と言う感じでしょうか、

これからの発電を担う可能性のあるシステムですね♪