特別な桜。

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東日本大震災で海水に浸かりながらも生き残った6本の桜。

当時の生徒さんや、歴代の科学部員さんが仮設校舎のプレハブ敷地で大切に培養して育てた桜が新校舎に移植されたそうです。

沢山の方々の、沢山の思いを受け継いで来年綺麗に咲くことでしょうね。

楽しみです。

 

津波に耐えた桜を宮城農高生が新校舎に移植



 東日本大震災津波で旧校舎が全壊し、宮城県名取市内陸部に新校舎が整備された宮城農高(生徒465人)で2日、桜の移植活動があった。旧校舎で海水に漬かりながら生き残った6本の命をつなごうと、当時の生徒が組織を培養。歴代の科学部員らが、3月まで使っていたプレハブ仮設校舎の敷地などで育てていた。
 科学部員ら約30人が6班に分かれ、完成したばかりの新校舎の周りにオオシマザクラやカンザン、フゲンゾウの3種42本を移植した。中には高さ約4メートルに成長した木もあり、生徒らは懸命に宮農復興のシンボルを植え付けた。
 科学部の部長で3年本郷美(み)桜(お)さん(17)は「今日植えた42本を皆さんの希望の桜にしたい」と話した。
 宮農は1977年に仙台市から移転した際、記念に約20本の桜を植え、市民らに親しまれてきた。震災後も3種6本が生き残り、幹が傷ついた状態で花を咲かせて関係者を鼓舞。遺伝子を残すため培養や接ぎ木をして、宮農や市観光物産協会が仮設校舎近くなどに植えていた。

 

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