釜石市が新庁舎計画、仮設住宅敷地に建設へ

<7年目の被災地>釜石市が新庁舎計画、仮設住宅敷地に建設へ 市議会全員協 /岩手

10月26日 00:00毎日新聞

 釜石市は、新市庁舎を旧釜石小跡地(天神町)に建設する計画を20日の市議会全員協議会で示した。現庁舎北側の現在、仮設住宅が建つ敷地約1万2600平方メートルに、延べ7500平方メートルの庁舎を建設。約53億3600万円の事業費を見込む。

 1950年代から建設・増築を繰り返してきた現庁舎(只越町など)は、一部が東日本大震災津波に浸水。耐震性に欠け老朽化が進んでいたほか、手狭にもなっていた。

 新市庁舎建設検討委員会は8月、7カ所に分散する機能を集約した一体型庁舎で、震災の教訓を生かした防災拠点、市民に開かれた利便性などの機能を持たせることを提言していた。野田武則市長は「震災の教訓を踏まえ、釜石らしい特色のある市庁舎にしたい」と話した。

 事業費には積み立てた基金や市債を充てる。今年度中に基本計画をまとめ2018年度に基本設計、19年度に実施設計を行い、22年度末の完成を目指す。約50世帯中、半数の住宅再建意向が未定の仮設住宅入居者の状況によっては、工期が遅れる可能性もある。

 ◇20年度までにシープラザ解体

 20日の釜石市議会全員協議会で、市はこのほか、震災からの市復興まちづくり基本計画(実施計画)最終年度の20年度までの見直し点として、(1)シープラザ遊(2)旧小川小(3)旧小佐野中(4)鈴子仮設店舗(釜石はまゆり飲食店街)−−の解体を盛り込んだ。事業費は3000万円〜1億4000万円を見込む。

 (1)は、各種イベントを開催してきた仮設テント・プレハブの劣化が激しく、同市も会場となる19年ラグビー・ワールドカップなどを見据えた大型バス駐車場にする。(4)は、津波で壊滅的被害を受けた同市東部地区で飲み屋が軒を連ねた名物の「呑(の)ん兵衛(べえ)横丁」や、大町商店街にあった48店舗が入居して12年1月にオープンしたが、18年3月末で営業を終え、敷地にあった公園を復旧する。【中尾卓英】

 https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20171026ddlk03040264000c.html

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新庁舎の機能
7
1.機能的で安全な庁舎

分庁舎ではなく一体型庁舎とする(教育委員会事務局・農業委員会・保健福祉
部含む)

プライバシーが守れる相談室、面談室の確保

再生可能エネルギーの活用等、省エネに配慮した経済的で機能的な庁舎
2.市民に開かれ利用しやすい庁舎

駐車スペースの最大限確保(来庁者
、障
がい者用、高齢者用、職員用)

ユニバーサルデザインバリアフリーの徹底

庁舎内の配置が分かりやすく、来庁者や職員が利用しやすい配置

ワンストップサービスの充実
3.都市づくりの拠点となる庁舎

釜石らしさを象徴できる庁舎を。
4.震災から得られた教訓を生かし防災拠点としての機能を重視

災害時に対応できる諸室やシステムの充実

耐震性に優れた庁舎

防災備蓄倉庫や緊急退避者の対応スペースの確保

非常用電源の確保

避難導線の確保

 

上記のような事が盛り込まれて新設されるようです。